こんにちは。処暑を過ぎ、季節は秋ですが、猛暑や大雨が続いていました。
夏の疲れが出やすい時期ですがお元気にお過ごしでしょうか。
3ヶ月に渡り『邪気』をお伝えしました。
6月に少しだけふれましたが、今月は、自分の正気を高めて邪気をとり去る『扶正袪邪(ふせいきょじゃ)』について改めて考えます。
扶正袪邪とは
人間がそもそも持っている「✳︎正気(せいき)」=「自然治癒力(しぜんちゆりょく)」を助け、
「邪気(じゃき)」= 人間の体に害を及ぼすもの、悪いものを取り除くこと。
✳︎扶=助ける/力をかす
✳︎邪=正しくないこと/道に外れていること
病気や不調はなぜ治るかというと、絶大な自然治癒力が治します。
身近な例でいうと、軽い風邪は寝ていればよくなりますし、
ちょっとしたやけどはほっておけば治りますね。
決して、風邪薬や絆創膏が治すわけではありません。
この"治そうという力"が自然治癒力です。
自然治癒力を養うには、身体や心の声をよく聴き、大自然の法則に沿った生活をすること。
そして生活の中の不自然を取り払うことに尽きます。
例えば
・陽が沈んだら部屋の照明を暗くして、PCやTVなどの光から離れてのんびり過ごす。
・その土地で採れた季節の食材を、添加物の入っていない調味料で調理し味わっていただく。
・ご自身の体力や体質に合った適度な運動をする。
などがあります。
8月は内因についてお話ししましたが、
ここで考えていただきたいことは『心の扶正袪邪』です。
私たちは、感情(怒、喜、思、悲、憂、驚、恐)が強すぎたり長引くと、精神的なストレスとなり不調を引き起こす訳ですから、ご自身の思考や感情の癖を知っておくことがとても大切です。
怒りが湧いてきたり、悲しくて涙が出るのは身体の自然な反応ですが、
いつまでもそこに居ないこと、
何かに失敗したり、出来事に対して後悔することがあったとしても、一旦感情を受け止めて、「さて。」と受け流す。
そして、
「今日1日良く頑張りましたね。ありがとう」
と自分を褒めて感謝してみましょう。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、慣れます。
承認欲求という言葉は、いつ頃から言われ始めたのでしょう....人に認めてもらいたいのであれば、まず自分で自分を受け入れなければなりませんよね。人は人です。
自分自身の心を大切に扱っていると、周りも大切にできます。
温かい心は、まさに私たち自身が大自然から与えられた恩恵ではないでしょうか。
✳︎正気...生命力、自然治癒力のことで邪気に対抗して身体を守る力
漢方スタイリスト/ヨガ講師/アロマ検定1級 工藤かおり
フォト/千葉卓也
新型コロナウイルス対策による外出自粛中の漢方相談を
安心安全に実施するためにお電話での漢方相談を強化しております。
ご相談は0120-53-4193もしくは メールsapporo_odori@nihondo.co.jpまでご連絡ください。
薬日本堂公式LINE
https://bit.ly/2CVv419
ニホンドウ漢方ブティック札幌大通店は"人体改造カブ式会社"を応援しています。
https://www.sapporoekimae-management.jp/contents/人体改造カブ式会社/