2023年になりました。本年も薬日本堂をよろしくお願いいたします。
1月6日は小寒です。
「寒の入り」(かんのいり)でこれから更に寒さが厳しくなります。
健やかに春を迎えるためにも、引き続き養生しなければなりません。
そして1月7日は「人日(じんじつ)の節句」=「七草の日」です。
七草粥を食べて邪気を払い、1年の無病息災を祈ると共に、年末のパーティーやお正月のおせち料理などで疲れた胃や腸を休めましょう。
春の七草
・芹(せり)セリ科:競り(せり)勝つ
・薺(なずな) アブラナ科:別名ぺんぺん草。なでて汚れを取り除く
・御形(ごぎょう) キク科:別名ハハコグサ。仏の体
・繁縷(はこべら) ナデシコ科:繁栄がはびこる
・仏の座(ほとけのざ) キク科:仏の安座
・鈴菜(すずな) アブラナ科:カブ。神を呼ぶための鈴
・清白(すずしろ) :アブラナ科:大根。汚れのない清白
温かく、素朴な味わいのおかゆをいただくとホッとしますね。
さて、『一陽来復』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
1年で最も陽が短く暗い、陰が極まる冬至(12月22日)を起点として再び暖かな陽が戻ってくる。冬が終わり春が来ることを指していますが、お守りやお札にも使われる縁起の良い言葉です。
漢方では「陰極まって陽生ずる」と言ったりしますが、 最後の復→福 に変えて、「来る」年も全ての方に沢山の『福』が訪れるようにと名付けられた言葉がこちらです
↓
『一陽来福』
悪いことが続いた後で良い事が巡ってくること。
今年はどのような1年にしたいですか?
皆さんにたくさんの福が訪れて、日々笑顔で快適に過ごせますように。
漢方スタイリスト/ヨガ講師/アロマ検定1級 工藤かおり
フォト/千葉卓也
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