みなさまこんにちは。季節の変わり目ですがご体調はいかがですか?
この時期、陰(冬)→陽(春)への変化が1年で最も大きく、心も身体もストレスを受けます。
さまざまな不調が出やすくなりますので、日々養生しなければいけませんね。
薬日本堂には『一に養生、二に漢方』という、私が大好きな理念があります。
まず、漢方についてお伝えすると、
漢方とは、奈良時代以降、中国から伝来した古代中国医学を元に、日本の民族・風土の影響の下で独自に発展し、実践されてきた考え方です。
中国医学は「✳︎中成薬成、鍼灸、気功、按摩、養生などの方法」を用いて治療を行いますが、その基本は「養生」にあり、病気にならないこと=自然治癒力を高めることにあります。
そして、養生とは、
病気にならないだけでなく、生命(いのち)を最大限に輝かせるために、ご自身で気をつける行いと考えると良いでしょう。
例えば、
頭痛と肩こりでお悩みの40代の男性の習慣が下記のようであるとします。
・ほぼ外食、毎晩お酒を飲む
・残業が多く寝るのは深夜→時間がないので朝食は食べない
・休みの日は疲れているので家でゴロゴロする
・趣味はホラー映画、対戦型のTVゲーム
このような方が漢方薬を真面目に飲んでも、「養生」しなければ頭痛と肩こりを『治癒』にもっていくことは難しいです。
(ホラー映画やゲームがNGなのではなく、過剰だと脳が休まらないため例に挙げています)
⭐︎食養生として...お酒の頻度を減らして朝ごはんを食べる
⭐︎休養生として...寝る時間を1時間早くする、夜はPCから離れる
⭐︎動養生として...散歩する、一駅歩く、
他にも、自然に触れる/瞑想する/ゆっくり入浴する
などいろいろな養生があります。
悪い習慣がたくさんあればある程『変わることができる可能性』が高いということですし、
良い習慣がたくさん身につけば、『心身は真の健康に近づく』ということになります。
治す、癒すのは我々の心身であって、漢方薬そのものではありません。
日々養生するのです。それでもダメなら漢方相談にいらしてくださいね。
それこそが「一に養生、二に漢方」
2020年4月から丸3年担当させていただきました、『ちょこっと養生』ですが、今回をもちまして終了します。
毎月貴重なお時間をこちらのコラムに割いていただき、心からありがとうございました。
皆さんの更なる心と身体の健康を祈念いたします。
✳︎漢方薬...生薬と呼ばれる、植物、動物や鉱物などの薬効となる部分を、2種類以上、決められた分量で作られたもの。
漢方スタイリスト/フォト/ヨガ講師/アロマ検定1級 工藤かおり
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