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ニホンドウ漢方ブティック

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今月のちょこっと養生コラム ~五月~ 【〜気血水論⑤水滞とは〜】

みなさまこんにちは。
夏の始まり、立夏(5/5)の到来です。
北海道は朝晩まだ冷えますが、新緑がだんだんと濃くなり、爽やかな青空が広がり一年のうちでもっとも過ごしやすい季節といわれます。
1月から✳︎気血水についてお伝えしていますが、
今月のテーマは『水滞(すいたい)』です。

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水(すい)は血液以外の体液です。体に潤いを与え、不要なものを排出していますが、水滞とは「水の流れが滞っている状態です」
主な症状は
身体が重くだるい/むくみやすい/吐き気やめまいが起きる/胃腸が弱く軟便・下痢傾向/雨の日に体調が悪い/鼻水や痰が多く出る/朝手指がこわばる/ジュクジュクした湿疹ができる
などがあります。
水滞の原因は水分のとり過ぎと水分代謝の低下です。
仕事中のコーヒーやエナジードリンク、食事中のお茶や水、仕事帰りのビール、また女性に多い美容のためのミネラルウォーターなど、水分をとり過ぎてはいませんか?
体は必要な分だけ水分を吸収しますが、余った分は排泄するか、そうでなければ体のあらゆる部分に溜まります。
コロナ禍で運動不足の方も多いと思いますが、まずは、適度に身体を動かすことが大切です。お尻や太もも、ふくらはぎなどの下半身の筋力が低下すると、筋肉がポンプのように働いて水分や血流を体内で循環させる力が弱くなってしまうため、水滞の原因になります。
「運動は苦手」「忙しくて運動する暇がない」という方は、歩幅を大きくして足の付け根から歩いみましょう。臀筋や腹筋など大きな筋肉を働かせることで代謝がぐんと上がり、歩いているだけで汗ばみます。
そしてお風呂につかって身体を温めることも代謝UPに効果的です。
漢方では胃腸が弱ると全身の水の巡りも悪くなると考えますので、胃腸の調子を整えましょう。
梅雨のような湿気の多い季節は、より水が身体にたまりがちになりますが、夏になると多くの水分を一度に沢山飲む機会が増えますね。
水分を摂ることは熱中症を防ぐためにも大切ですが、必要な水分はその人の活動環境や、運動量、筋肉や代謝の量にもよって違います。
自分に合った水分量を、のどが乾く前に小まめにとりましょう。
一般に言われる「1日に必要な水分=約2リットル」は、飲み物だけを指しているのではなく、食べ物からの水分も含まれます。


水の巡りや排出を促す食材として、豆類や海藻類がオススメですが、キュウリやとうがんなどの瓜類も水の巡りをサポートする働きがあると言われています。
身体を冷やすので温かいスープや温野菜でいただくと良いでしょう。
日頃の水分補給として、お白湯や常温のお水も良いですが、
「和漢健康茶」を取り入れてみてはいかがでしょう? なかでも「はと麦茶」は癖がなく飲みやすいだけでなく、水の巡りを助けてくれますのでオススメです。温かいお茶にすることで、自然と少しずつ飲むことになりますので、身体に必要な水分を適度に摂ることができます。お腹も温まり、お肌にも良いです。
近頃では『マイボトル』が主流になりました。茶漉し付きや、保温時間が長く続くものなど種類も様々で楽しめます。
ぜひ"身体に合った水分補給"を見直してみてくださいね。



漢方スタイリスト/ヨガ講師/アロマ検定1級 工藤かおり
フォト/千葉卓也




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